#2 UXとはなんぞや

 私がいまの部署(通称UX部)に初めて配属された時、上司にある本を渡されました。

「まい、UXにはデザイン思考が大事らしいから、これ読んでおいて」

  

まんがでわかるデザイン思考

まんがでわかるデザイン思考

 

 

いまなら、デザイン思考はUXと密接な関わりを持つ思考法のひとつに過ぎないということがわかりますが、当時はこの本を読んで「デザイン思考めっちゃいいじゃん!これがUXなのか〜、なんだか楽しそう!」くらいに思っていました・・(ちなみにこの本自体は、デザイン思考を理解するのにとっても有効な本だと思います!マンガなのでワークショップを見ているみたいでわかりやすく、施策が成功するシーンでは思わず感動してしまいました。笑)

 

ずばり、UXとは「顧客の課題を解決すること」であると私は思っています。最初の頃はこの定義もあまりしっくりきませんでしたが、この2年間でよーくわかるようになりました。むしろこれ以上に適切な表現はないのではないかと思います。

 

顧客の課題を解決するために、UX的なアプローチとしては3つあると思っています。

 

1.UXリサーチ(UXリサーチャー)

2.UX戦略立案(UXプランナー)

3.UXデザイン(UXデザイナー)

 

UXerという言葉を日本ではあまり目にしませんが、上記のアプローチそれぞれにスペシャリストが存在し、彼らをまとめてUXer(UX戦略的アプローチを取る人)と呼びます。私は所属しているチームが小さいので、必然的に1〜3を通して行うことが多いです。ざっくりいうとこんな感じですが、この3つの定義は海外の記事を読んでヒントを得たもので、日本語の記事ではピンとくるものに出会えず長い間モヤモヤしました。

 

また、UXとは何かを理解する上で、私がものすごく混乱したことがあります。それは「マーケティングと何が違うんだっけ?」ということです。これは長くなりそうなので、別の記事で書こうと思います。これも日本語でも英語でもしっくり来るものと出会えず、去年末にひとりで悶々と考えた末に出した私なりの解釈を綴れればと思います(笑)

 

それでは、今日も読んでいただきありがとうございました。

こまつまい